自信 2008/08/07
自分が好きな「男性ヴォーカリスト」というと第一に大滝詠一だった。
リアルタイムを知らない世代だが「恋するカレン」
(YouTube)はカセットテープを
すり減らすほどに聴いた。
彼の楽曲は他歌手がカバーをたくさんしているが、やはり大滝詠一バージョン
がダントツに好きである。
プロデューサーとしての仕事がメインでヴォーカリストは片手間だよ、
みたいな素振りで、大滝御大はソロのヴォーカリストとして評価されることを
意識的に拒んでいる印象を受けていた。
しかし、比較的最近、作詞家 松本隆と大滝の対談で歌唱論の話になって、
初めて語るよ、
と前置きした内容の、ヴォーカリストとしての技術論と自信に圧倒された。
(
単行本 松本隆対談集『KAZEMACHI CAFE』)
---なんだ、大滝さん、やっぱ自信あったんだよなあと。
人は自信あることほど語らないものだという法則めいたものがある。
大滝詠一が一番自信持っていたのはヴォーカリストとしての自分だった---
かも知れないと思うと、なかなか私は心地よい騙され方をされたものである。
私にはこういう「自信」をまだどこにも持ち合わせていない。
ちなみに、私の好きなヴォーカリストの二番目は、小沢健二である。(これがオチといえばオチ)
written by 株式会社ソーソー代表取締役 下野友哉